低分子コラーゲン

前項で少し触れましたが、経口タイプ(飲んだり食べたりする)のコラーゲン製品ですが、これらは高分子ではなく、低分子コラーゲンペプチドを使用しています。低分子コラーゲンなら、高分子コラーゲンよりも、吸収率が高いとされています。
また、サプリメントなどで使われるのは、コラーゲンを酵素分解しているコラーゲンペプチドで、普通のコラーゲンの分子量が30万ほどなのに対して、コラーゲンペプチドは分子量が約3000にもなっています。1/100程度の小ささまで分解されていますが、最近はもっと分解を進めた低分子コラーゲンも登場しそうです。もはやメーカー間での競い合いです。
長期的に経口摂取することで医学的な効果が認められているのは、こういう製品だとも思います。
ただし、これについても、適している人と適さない人がいます。適しているのは、30代以上の人で、それは年代的に線維芽細胞の活性度が低くなり始めるからです。肌の潤いを内部力だけでは保てないので補給するのです。以前に普通のコラーゲンを飲んで効果があまり感じられなかった人も、低分子化されたコラーゲンで線維芽細胞を刺激するのは効果がわかりやすいと思います。
さらに、普段から肌が乾燥気味だという人にもお勧めでしょう。
適してない人の方ですが、それは10代、20代の若い人です。サプリメントを飲まなくても、この年代は線維芽細胞の活性が盛んなので不要なのです。
体質的にコラーゲンを摂るとニキビができるという人も稀にいます。コラーゲンの原料は、豚の皮、魚のうろこ&皮、鶏の骨などです。つまり、原料自体にアレルギーのある場合は摂取しない方が無難です。摂取量はメーカーが推奨している量を守りましょう。コツコツ続けて「コラーゲン美人」を目指してください。