コラーゲンとは

コラーゲンは、体内のあらゆる所、皮膚、骨、軟骨、靭帯、椎間板、目の網膜・歯や歯茎にまで、それこそ頭の先から足の先まで各所に存在しています。
特に多くコラーゲンが含まれているのは、実はアキレス腱であり、全体の約90%にも及びます。そしてその次が美肌のポイントにもなる「皮膚の真皮」なのです。
コラーゲンで重要な役目となっているのは、細胞間物質を構成しているということです。ここでは細胞と細胞をつなぐ接着剤の役割を果たしているわけで、約60兆個もある細胞ですから、コラーゲンの役割は重大です。
皮膚や内臓、骨をつくる役目も重要で、皮膚の構造は外側から表皮、真皮、皮下組織という層をなしています。この真皮の線維部分の約90%はコラーゲンが占めています。つまり、コラーゲンがあるからこそ、私たちの肌にハリや弾力があるのです。
健康面でもコラーゲンは、骨、血管にも大きく働きかける成分として貢献しています。でもここではやはりシワ・たるみとの関係が気になるところでしょう。
まず、肌の土台部分となっているのが真皮で、そこにはコラーゲンの繊維が張り巡らされているのです。そこをエラスチンの繊維でつなぎ合わさっているので、肌には弾力があるのです。
コラーゲン、エラスチンのどちらも真皮にある線維芽細胞で作り出されているのですが、残念ながら、加齢と共に作られる量は減少するのです。存在している線維芽細胞自体も紫外線を浴び、ストレスなども影響して、変性し、硬化したり、緩んだりしていってしまいます。だからコラーゲンは美容には欠かせないのです。